伝統を知る

茶道・華道・着物の着付けは日本の伝統を知ることができる昔ながらの習い事です。
特に茶道・華道は一見同じように見えても流派によって微妙に教えが違っており、本格的に習おうとするとかなり奥の深い内容になっています。

華道や茶道の習い事はほとんどの場合免許を持つ先生が個人宅で開催していることがほとんどとなっており、数十年単位で長く習い続けていることで自分も他人に教えることができる免許を受けることもできます。
着物の場合は美容師の一つでもあるため、場合によっては美容師さんがセミナーとしてどこか場所を借りて教えに来てくれる場合もあります。

費用面でみると比較的安いのは着付けで、茶道や華道は教えてくれる先生の流派内の位によって異なりますが、一般的に華道の方が高めに設定されているようです。
茶道や華道も、免許はあるけど普段は他の仕事をしているという人がボランティアなどとしてカルチャーセンターなどで教えてくれることもあるので、もし興味があってちょっとだけ体験をしてみたいということなら、自治体の発行する情報誌などをチェックしてみるとよいでしょう。

それぞれのメリット

茶道や華道は日本の伝統文化とともに発展してきたという長い歴史のあるものです。
そのため、教えてもらうことは単純な作業の行い方ということにとどまらず、持ち方や歩き方、人に対しての差し出し方といった細かい動作までもが含まれます。
例えば茶道においては、一見関係なさそうにも感じる畳の間の歩き方といったことまでも教えてもらう範囲に含まれるので、本格的に習うと歩き方や座ったときの姿勢などがかなりよくなってきます。
茶道を行ったことで食器の持ち方がキレイになったという人もいるので、花嫁修業としてはかなりおすすめの習い事と言うことができます。

華道の場合は、花の飾り方を修得するために色合いやバランスといったデザイン面の基礎にもなるようなことを多く習います。
華道を習うことによって部屋のインテリアや洋服を選ぶときのセンスを磨くこともできるので、こちらも花嫁修業としてはかなりおすすめです。

着物の着付けですが、こちらは習得すると外国人の集まる場面などでかなりコミュニケーションが便利にとれるようになります。
日本のキモノは外国人には大変に人気のものなので、将来海外に仕事ででかけるときなどにかなり役立つ知識となります。
ただし着物の着付けセミナーの中には、セミナーのように見せかけて高い着物を売りつけるような悪徳業者もまれに混ざっているので選ぶときには気をつけるようにしましょう。