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花嫁修業とは

「花嫁修業」というと今ではちょっと懐かしい響きにも感じます。
30年以上前に結婚をした実家が裕福な人などは、結婚前のたしなみとして両親から何らかの習い事をすすめられたということも多いようです。

当時の花嫁修業のための習い事といえば、家事に関わる料理の他、お茶や華道、茶道といった基本的な仕草や振る舞いを上品にするものがよく選ばれていたようです。
現在70代近くになっても現役で活動していらっしゃる女性の中には、年齢を重ねたことでより上品さが増すすばらしい振る舞いや言葉遣いをされる方も多くおりますが、それらはこの若いときにきちんとした先生から女性としてのたしなみを厳しく習ったという経験があるためではないかと思われます。

現代の花嫁修業

しかし現代では若い時期からそうした家庭を守る女性としての振る舞いの基礎をしっかりと教えてもらえる機会は少なく、結婚が先になって家事はあとから覚えるといったことも決して珍しくありません。
時代の変化といえばそれまでのことですが、古き良き日本女性の姿が時間とともに消えていってしまうことを考えると寂しい気分にもなっています。
そんな時代の流れに逆らうというとヘンですが、最近は20~30代前半の若い世代の女性の中に、家庭に入ることを意識した習い事をしたいと感じる人も見え始めています。

料理を習うにしても、今なら手軽に購入することができる調味料などではなく、素材からダシをとったり魚を自分でさばいたりといったような昔ながらの調理方法を望んで身につけたいというような希望を持つような感じです。

他にも今では日常着としては全く機能をしなくなった着物を着付けられるように習ったり、茶道や華道といった伝統的な習い事を行ったりしたいという人も増えています。
日本の伝統的な習い事というのは、単に機能面ばかりを習うのではなくその所作の裏側にある思想や礼儀までも学ぶことができるので、一つだけでも詳しくなると普段の行動もかなり上品さのあるものに変わってきます。

参考:平成版花嫁修業とは

最近はそうした女性としての仕草そのものを直接的に習うという「フィニッシングスクール」という習い事も全国に登場するようになってきました。
若い時に身に着けておくことにより、将来年齢を多く重ねてからの仕草の美しさを維持することができるようになるため、今では習い事の中でもかなりの人気となっています。
これから花嫁修業に役立つ習い事について詳しくみていくことにしましょう。

【花嫁修業に向く習い事】